ツアー48本目、新木場スタジオコーストが終わって一ヶ月が経とうとしている。
ツアーを終えてからそれが本格的に過去へ遠ざかりつつあるあると同時に、いろいろと感慨も変わってきている。
セミファイナルの大阪で全県を回り終えたこともあって、
そこから期間が空いたために、新木場はファイナルというよりは
次のツアーの1本目のような錯覚を起こしそうだ。
いつもファイナル公演はそのツアーの集大成的な演奏へと
体が自然と向かっていくものだけれど、今回は意識的に
そうならないようにしようと努めた。ツアーの真っ最中のように、
ただその日の演奏をするという姿勢。
そうでなくては意味がないような気がしたからだ。
たしか2度目のアンコール前に「今日はどうでした?」と自然と
口をついて出た言葉が、僕は自分で結構気に入った。
ごくごく普通の問いかけだけれど、今まではなかった。
なんとなく、僕の演奏者としての姿勢があの瞬間に定まったような感じがした。
思えば僕はこの頃、まさに全県ツアーを通じて、音楽家として、
演奏家としての姿勢を一度洗いなおそうともがいている。
僕と音楽の関係性の上での確信や、現状への懐疑は、変化を必要としている。
今回のツアーはそのひとつの指標になったことは間違いない。
お客さんには心から感謝している。とても大切に思っている。
観客なしに僕らの演奏は存在しない。
たくさんの選択肢、他の生活や誰かと過ごす時間のなかから、
僕らを選択してくれることを僕はあたりまえのこととは思っていない。
つまらん広告や他人の感性が張り巡らす罠をかいくぐって(ちょっと言い過ぎかしら)
ライブに足を運んでくれる方々を尊敬する。
だから僕はお客さんのためには演奏しない。まずは音楽のために演奏する。
そこに音楽を立ち上げることに尽力する。それが僕の姿勢である。
お客さんが僕らの音楽を選択してくれた意思が、僕らの燃料になっているとすれば、
その矛先はすべて音楽であるべきだ。
お客さんにはこれからもバンドを注意深く見ていて欲しいと思う。
メンバーひとりひとりの目をみてほしい。
そこに嘘がないかどうか。
3月にツアーがはじまって、もうすぐ12月。2015年が終わろうとしている。
波多野裕文
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どうもベース弾いてます、福井です。
47都道府県ツアー、48カ所終了しました、思い返せば3月11日の初日から11月1日のファイナルまで長い時間かけてゆっくりツアーさせてもらいました。このツアー来てくれた皆様本当にありがとうございました!
楽しかったです。演奏出来る機会が沢山あった事、日本全国行って皆さんの街でライブ出来た事、各地で美味しい物食べたり、飲んだり、飲んだり、飲んだり…。そしてバンドにとっても貴重な経験でした。ツアーに関わってくれた全ての皆様に感謝です。ありがとうございました!
いつになるか分からないですが、演奏高めてまた全国まわりたい。その時はまた同じメンバーで皆さんの街で集まりましょう。
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ツアーファイナルが終わって約1ヶ月が経とうとしています。
遅めの更新になりまして申し訳ない!
ハハッ 笑
ツアーが終わり、翌週には久しぶりのtacicaとのライブ、更に翌週には藍坊主とのライブであんな大きなツアーをやったにも関わらず終わった感を感じずにいました…
とは言いつつも心も体もリフレッシュ出来ているので問題は無いのですがね。
意外にも終わってからは寂しい感じも特に無く、このバンドでツアーが出来ると言う事が当たり前のようになっていたのかな?とも思っています。
それは良くも悪くも。
ただ昔から1本のライブ、演奏での一瞬の駆引きには毎回緊張するし正直怖いと思う事だってある。全会場そうだった。そこは何一つ変わっていない。
それは今まで僕達が一瞬も音楽を舐めなかった事かなと…
これからもそんなバンドでありたいしドラマーでありたいと思っています。
今回のツアーはそんな事を思わせてくれた良いツアーだったと思います。
来年はこのツアーファイナルのDVDも出るしね。
俺も早く見てぇ〜わ〜!
ありがとう!
そして、これからもPeople In The Boxをよろしくお願いします!
それでは最後に
チンチン!
山口大吾